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少し前に働きすぎ云々という話をしたが、どうやら勤め先の状況が変わってきている。
最近は「長時間働くな」という強い意思を上から感じることが多い。

とりたててワーカーホリックでもないので、その命令は非常にありがたい。
今までは「いくらでも働けるよな?」という、「はい」か「YES」しかない質問を常にくらいながら無限に働いたわけだから、会社というものは変わっていくものなのだなと思う。

実際のところ個人の感想としては「長時間働かなくて良いならとっくの前に働いとらんわばーか」といった感じである。

環境の変化は業務内容の改善が図られてこそのものである。
一朝一夕で変えられないものではあるのは業界自体が語ってるものであるし、すぐに変えろというわけではないが、結局のところ現状は対外的な体裁を整えるために「働くな」と言われている気がしてならない。

長時間働くこと=頑張った にならないと口酸っぱく言われているが、何徹もした時に聞かされる辛さは結構なものである。
別に評価を得たくて無理して働いてるわけでもないが、そこまで言われると一体何のために頑張ってきたのか本当に分からなくなる。

しかし今が転換期なのだろうな、とも強く思う。
あらゆる労働力を犠牲にして成り立ってきた部分にやっと自らメスを入れようとしている。
環境が変わろうとしている、と思えば今の僕のもやっとした気持ちも晴れるのだろうか。

良くならないよりかは、良くなるほうが何百倍も嬉しいはず。
僕もたった二年で働きすぎる環境に順応して、変に変わることに対して拒否反応を感じてるだけなのかもしれない。

色々会社や労働との付き合い方について、もっと考えなくてはならないのだろう。