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仕事柄まともに寝れない日が続いたり、家に帰れない(帰る気力がわかない)日が続くことが珍しくない頻度で定期的にある。
こういう生活をそろそろ2,3年程続けてると体も心も慣れるもののようだ。

ただ一週間ろく寝れなかった時は最後には人と喋ってる時も急に寝落ちしたりして、最終的には体が守ってくれるものなのだな、と思ったりもした。
あのまま起きていたらうっかり死んでいた気がしないでもない。
とは言え、僕のこのような状態も会社(もしくは業界)全体から見ると大して珍しくもなく、むしろもっと大変な目にあってる人も少なくはないというのが、分かりやすく闇を感じるのである。

自分も流石にキツイと思うこともあるが、どちらかと言うと「まぁいつものことか」という受け入れ方を出来てしまっているのが毒されているな証拠なのかもしれない。

会社(もしくは業界)を変えられるような立場に立っているわけでもないので、誰かが変えてくれることを期待するしかないのだが、いかんせん皆の無理を引き出すことで回っているので「なんかいけそうな気がするな」で限界まで我々は使われる気がしてならない。

そういうこともあって、流石にこれ以上は生命を脅かす気がするので最近はタイミングのいいところで辞めようと思っているのだが、断れない性格となまじ会社(業界)のことを好きな手前、絶妙に仕事が切れることがなく機を逃している。

どうなることやら、と他人事のように思っているが、家から出社するときに「よし、帰るか」と言ってしまうのだけは涙が出るので改善していきたい。

少なくとも僕の家は会社ではない。